

■「おえっ!」と来ない!
上部内視鏡(いわゆる胃カメラ)は、従来の内視鏡に比べ、現在は直径5mm程度と、とても細くなったため、口の中に入れる大きさに違和感を感じず検査を受けることができます。
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← 上部内視鏡の先端部分。直径5mmと、従来に比べとても細くなっています。 |
■痛みがない!
下部内視鏡(いわゆる大腸ファイバー)は、従来、大腸に押し込む形で検査をしていたため「苦しい」、「痛い」と感じた方が多かったようですが、現在では、たたみながら挿入する方法で内視鏡を体内に入れるので、痛みがない、または感じても「くすぐったい」程度になっています。
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オリンパス社製 LUCERA
CV−290
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■もし、内視鏡検査で病変が見つかったら・・・?
より正確な診断をつけるために、組織検査が必要となります。結果が分かるのに1〜3週間程かかります。
■検査前日の食事について―食べて良いもの・いけないもの―
検査前日の食事は、消化の良いものを遅くとも夜9時までに食べてください。
食べて良い物
<消化の良い物で量は少なめに> |
食べていけない物
<油物・繊維を多く含んでいるもの> |
・バター等を塗っていないパン |
・野菜(ネギ・ニラ・白菜・ごぼう・トマト) |
・白米、おかゆ |
・海藻類(わかめ・昆布) |
・素うどん、素そば |
・きのこ類 |
・魚、刺身、具の入っていないスープ |
・こんにゃく |
・卵、豆腐、味噌汁 |
・種や繊維のある果物
(みかん・キウイ・メロン・すいか) |
・ビスケット、お茶、ジュース |

※日帰り手術となります。
■内視鏡検査でポリープが見つかったら・・・?
早期発見で見つかった小さなポリープは、「ポリペクトミー」という手法で切除することができます。従来の外科手術より、切除に要する時間が短縮できるため体への負担も軽く、切除後の入院が必要ありません。
■ポリペクトミーの方法とは?
ポリペクトミーは、内視鏡を体内にいれ、スネアと呼ばれる器具でポリープの根元をつかみ、高周波の電流で焼き切るという方法です。電流を流すと聞くと、とても痛そうに思えますが、消化器官の粘膜は電気による痛みを感じませんので、ご安心ください。 |
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■ポリペクトミー後は?
1週間ほど安静にして、なるべく下腹部に力をいれないようにしてください。重いものを持ったり、旅行に行ったり、また激しい運動は避けるようにしましょう。

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